2009年5月13日

カンボジアに小学校を建てる - 僕たちは世界を変えることができないのレビュー

カンボジアに大学生が小学校を建てたお話。カンボジア旅行の前に読んだ。学生向けで、立ち読みで読めるボリュームの本。大学生の勢いが素敵。

僕たちは世界を変えることができない。

150万円で小学校が建つ!

ある大学生が
思いっきり背伸びして大学デビューし
カンボジアで警察に追いかけられ
小学校の子供たちに元気をもらい
エイズ病棟で泣き
義足の少女と笑い
ゴミ山でヘドロにはまる。

人並みに遊び、人並みに勉強する、フツーの大学生たちがカンボジアに小学校を建てるまでのちょっとHな奮闘記

カンボジアで学校を建てる活動を展開しているNGO団体へ建設費用を送ると、世界銀行から同額の補助金を得ることができる。その際に必要な金額が156万円。156人から1万円集めたら無理な話ではない。
その団体は、「ジャパン・リリーフ・フォー・カンボジア Japan Relief for Cambodia」(本部・東京)

調べてみたらKDDIもやってた。キボウのカケラの中でカンボジアに学校作ってた。知らんかった。前にテレビでカンボジアに学校を作る番組があったから、それ以後がブームやったんよね。

今回カンボジアに行った。そして、たまたまやけど、こういう本を読んだ。ボクはボランティアにあまり興味ないが、帰ってきてボランティアについて考えた。

なぜボランティアといえば、カンボジアなのか?

  • なぜ日本人がボランティアの対象としてカンボジアを選ぶのか?
  • アジアの中にもっと貧しい国はないのか?
  • 日本の中にも貧しい地域はあるんじゃないのか?
  • ボランティアやってる人達はどんな人なのか?
  • ボランティアでどうやって生計立てているのか?

恵まれない人はたくさんいる。お金をあげても、何も変わらない。そんなんはただの自己満足。
でも、現地に行って、自分の目で見たら、何かしてあげたくなった。これが正直な感想。笑顔が素敵すぎる。

カンボジアでは、内戦が長く続き、長い間地雷を撤去してる。もうほとんどないって現地の人は言ってたけど地雷の恐怖はなくならない。
文字が読めなくて、地雷エリアに入ってしまったりすることもあるそうだ。読み書きできない人は多く、教育水準は低い。
ポルポトに知識人が殺されて、病院や学校は壊された。そういう意味で東南アジアの中で遅れをとってる。ラオスがもっとひどいらしいが、ラオスは学ぶ気がないらしい。ミャンマーもひどいが、軍事政権で支援しにくいらしい。途中で略奪されるから。ラオスもミャンマーも人に聞いた情報。

何かを与えることがボランティアではなく、自立する手助けをすること。それは分かる。でも、そもそも自立する手助けってすごい上から目線。僕がもしそういうことを言ったら、自分のことを何様なんだろって思ってしまう。

ボランティアの難しさ

帰ってみて調べてみた。なるほどと思ったのは、これ。
絶対にしてはいけないことが2つ

結局、本当に相手と同じ目線にならないといけない。中途半端な支援は、相手のプライドを傷つけることだってある。

だから、自己満足を認める人や、ビジネスでやってます。ってはっきり言う人が行なっているボランティアのほうがボクは信用できる。もしくはお金持ちが余ったお金をあげるのも分かる。
でも、そういう人にお金を渡すのは気が引ける。渡したお金がちゃんと使われているか分からないから。

日本に帰ってきて、カンボジアで受け取ったものを日本のNGO団体に渡した。その際に、いろいろ聞いた。現地での金銭感覚や生活。ボランティアしている人達の価値観。現地の先生が月収5000円を6000円にして欲しいと要求してること。1000円あげることは簡単だ。でも、それでは何も変わらない。

現地で何か僕にできることがありますか?と聞くと、机を買うお金が欲しい。とかいう答えが即答される。結局一番うれしいのはお金。

帰ってきてから、日本を含めてカンボジア以外の場所も調べた。大変な人はいっぱいいる。

いろいろ考えた結果、とりあえずボクが見て感じたことを書こうと思った。だからブログを書く。

でも、ボランティアは自分の身の丈にあった程度でいいや。自分にもっと全力投球しないと。ボクはボクのことで精一杯。上から見てたらいずれ立場は逆転するかもしれん。モチベーションの問題だ。
年収の1%、すべての人が寄付したら世の中はもっとよくなるだろう。投資も寄付もウエイトが大きすぎるとやはりいろんな矛盾が生まれると思う。

だから、その1%が大きくなるように自分に全力投球。
正しいことをしたければ偉くなれってことなんかもしれん。

中谷よしふみ
カンボジア孤児院のボランティアスタッフ

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